ごあいさつ

私は、これまで12年間、埼玉県選出の参議院議員として誰よりも、自らの足で埼玉中を歩いてまいりました。こうした中「埼玉は今、チャンスにあふれている」と肌身で感じています。目に見えるチャンス、潜んでいるチャンスを、埼玉県としてしっかりと活かしていかなければなりません。
また、埼玉は、チャンスにあふれていると同時に、怒涛のような変化の只中にあります。これから急速に進む高齢化、第4次産業革命。これらの波を乗り切って、足元の県民生活だけでなく、未来の県民の安全・安心を守っていきたい。そのためには、今こそ埼玉県政を、平成スタイルから令和スタイルへと進化させる必要があります。
埼玉は、彩の国。彩り溢れる個性豊かな地域、そして人々。埼玉には誇るべき多様性があります。「埼玉を、隅々まで幸せにしたい。」これまでも、これからも、ずっと思い続けて、各地から活力が湧き上る埼玉県を築いてまいります。
 政党・現職知事とのしがらみなし。だからこそ出来る、新しい県政へ。どうぞ、皆さまのお声をお寄せ下さい。

こうだ邦子

<埼玉県政を進化させる、3つの視点>

1.お上の埼玉県から、市町村を下支えする埼玉県へ

交通インフラ、統計データ、情報インフラなどの基盤整備を行って、埼玉県が市町村を下支えします。各市町村の主体性と地域の多様性を活かす県政に進化させます。

2.エビデンスに基づいた政策立案(EBPM)先進県へ

Society 5.0の到来により、公共分野のビッグデータをAIにより分析する時代を先取りし、政策形成のあり方を職人芸から科学へと改革する「EBPM先進県」に進化させます。

3.見えないところ、聞こえない声に意識を研ぎ澄ませる県庁へ

見えないところ、聞こえない声に意識を研ぎ澄ませ、すくい上げるよう、職員の意識改革を促し、人事制度や組織改編にも反映させます。埼玉を隅々まで幸せにする県庁へと進化させます。

<めざします! 5つの埼玉発、日本初!>

1.子育てするなら埼玉県。第2子以降の子どもには児童手当を倍増します。
2.子育てするなら埼玉県。公立高校の無償化を着実に進めます。
3.高齢交通弱者の外出支援のために、県内共通タクシー・バス券を発行します。
4.子どもの命を守る児童相談所をより機能させるため、所長を公募します。
5.地元木材を活用して、明るさ、ぬくもり、先進性ある県庁舎に建替えを検討します。
6.知事の退職金(4年で約4,000万円)をゼロとして、産業育成基金を創設します。

<政策インデックス>

○子育ての安心

子どもを安心して産み育てられるための医療・保健制度、安心して子どもを託せる保育所や幼稚園を整備して、「子育てするなら埼玉県」をめざします。それにより出生率を上げることで高齢化対策の解の一つとします。

・第2子以降の児童手当を倍増します。
・病児保育・病後児保育の体制を充実させます。
・市町村ごとに異なる小児医療の窓口無料化の統一化をしていきます。
・学童保育(放課後児童クラブ、放課後子ども教室)の充実を図ります。
・保育士不足を補うため、保育助手(補助員)制度を創設します。
・妊娠から出産、子育て期まで切れ目ない支援を実施するため、「子育て世代包括支援センター」の全市町村への設置を促進し埼玉版ネウボラを展開します。
・親子のつながりの大切さに重点をおき、これから親となる世代への各種支援をおこないます。
・不妊治療の補助拡充に努めます。
・子ども政策重視を明確にするため、「子ども政策福祉部」を創設します。

○人づくり

教育はすべての基本。未来への投資。第4次産業革命やグローバル化が進む中、21世紀を生きる人材育成を行います。

・就学前から高校まで、教育の無償化を進めます。
・習熟度に合わせた授業を推進し、学力の向上を図ります。
・全公立小中高校を対象としたオンライン英会話やプログラミング授業へ補助制度を創設します。
・科学技術教育に強いなど特徴ある県立高校教育をめざします。
・きめ細やかな不登校対策のためにスクールソーシャルワーカーを増員します。
・高等技術専門学校による技術と知識を持った即戦力としての人づくりを、産業界と協力して進めます。
・県立高校入試選抜における市教委と県教委の連携を強化していきます。
・各種奨学金制度の拡充に努めます。

○命と健康を守る

命を守る医療の体制を充実させることはもちろん、なるべく病気にならない、なるべく介護を必要としない、医療・介護予防を重視した施策を行います。

・医師や看護師の増員・確保を支援します。
・高度医療と一次医療・二次医療の連携を強化し、地域医療のネットワーク化を推進します。
・深刻な病気を予防するよう健診普及率の向上をはかります。
・健康長寿の各種取組みをさらに進めて、健康長寿社会の実現をめざします。
・地域と介護の橋渡しとして地域包括支援センターの機能強化をすすめます。
・社会福祉協議会の地域での役割を再評価し、コミュニティー・ソーシャルワーカーや看護師などの人材支援を行います。
・県北秩父地域において中核となる医療機関を支援しつつ、隣接県との広域連携等により高度医療の充実をはかります。
・救命救急体制の強化、ドクターヘリの更なる整備をすすめます。
 

○老後の安心

いつまでも今までと同じように誰もが自宅で安心して暮らせる環境を維持できるよう在宅医療・介護を充実させるための施策を行います。また地域での支え合いにより介護費用の低減にもつとめます。

・全県共通の移動支援タクシー・バス券の発行。交通弱者・買物困難者のサポートを勧めます。
・将来的には、自動運転のコミュニティバスを運行させ交通空白地をなくしま
す。
・多職種の専門家が連携して、介護予防・認知症予防事業を進めます。
・介護費用の負担軽減のため、特別養護老人ホームの多床室(従来型)整備を支援します。
・介護分野の人材不足を補うため、介護職員の待遇改善や外国人在の活用、介護ロボットの導入を支援します。

○くらしの安全

日頃の安全な暮らし環境を維持し、事件や事故をさらに減少させるために、安全を守る各組織の機能強化、人材確保を図ります。

・児童虐待を無くすため、警察と児童相談所のリアルタイム情報共有を進化させます。
・警察官増員、退職警察官の再雇用等を通じて、人材を確保し、730万人の県民生活の安全を守ります。
・埼玉県警察本部の独立庁舎を整備し、警察機能の高度化を図ります。
・川口などの警察署を増やすことにより複雑化する犯罪・事件への対応力を高めます。
・交通事故を減らすため、交差点や事故リスクの高い場所での環境改善を進めます。

○災害から守る

各種の災害に備えるため、インフラ整備と防災体制の強化を進めます。さらに、女性の視点から、今までの防災の取り組みを見直します。

・広域防災拠点整備をすすめ、大規模甚大災害に備えます。
・災害時に避難所までの道となる身近な通学路や生活道路、支援物資を輸送する緊急輸送路の整備を進めます。
・体育館へのエアコン設置や避難所の「快適トイレ」の導入を促進して、緊急時の安全衛生の向上を図ります。
・災害弱者の避難を確実に進められるよう地域での連携強化を図ります。
・避難所運営に女性の視点を取り入れます。
・防災拠点となる市町村庁舎や学校、医療、介護施設の自立型電源確保を進めます。
・災害時の医療体制を確保できるよう人材、設備を確保します。
・帰宅困難者対策の充実のために、各種機関や民間への働きかけを強化します。
・河川の堤防強化、浚渫(しゅんせつ)などにより確実な洪水対策をすすめます。

○働くことの安心

第4次産業革命の流れを加速化させ、実体経済に早期に実装できるよう支援を進めます。さらに生産労働人口の減少をカバーする生産性向上を実現するための投資が進むよう支援します。

・埼玉の経済を支える主役中小企業が確実に人材確保できるよう県がマッチングを支援します。
・AIやIoTによるSociety 5.0の到来に備え、県民対象の各種研修を実施し、失業を防ぎます。
・起業支援、廃業支援、事業継承支援により産業構造の変化を乗り切る支援を行います。
・テレワーク、最寄り駅近くのシェアオフィス環境整備を行い、ライフワークバランス支援を行います。
・女性就労センター、テレワーク拠点の整備を一体となっておこないます。
・建設技能者の賃金アップ、待遇改善を図ります。
・事業発注時期の平準化、建設業の働き方改革に資する工期計画など、きめ細かな公共事業発注をめざします。
・外国人就労者の確保と受け入れ体制を整備します。

○活力ある経済

AI,IoTの時代に対応して、埼玉の中小企業が持つ既存技術と情報技術の融合を図るなど新分野への成長戦略を支援します。

・知事の退職金をゼロにして、産業育成基金を創設します。
・ラグビーワールドカップ・オリンピック・パラリンピックを成功させ、その後の地域経済の発展につなげていきます。
・ジェトロさいたま(11月オープン)と連携するなど、世界市場への輸出支援をおこないます。
・多様な観光資源を活かし、観光客を呼び込む地域での施策を支援します。
・宿泊施設整備(農家の古民家ホテルなど)を促し、滞在型の観光発展により経済効果のすそ野を広げます。
・外国人観光客を呼び込む独自の海外PR展開、インバウンド対応をおこないます。
・県が発注する事業については、できるだけ県内業者を優先します。
・ドローンや無人運転の実証実験を積極支援するなどし、物流に活用することで未来物流先進県をめざします。
・鶴ヶ島ジャンクション周辺の農大跡地にAI・IOTなど先端産業の集積をすすめ、それを広域化することで未来を切り開く埼玉未来産業の育成をめざします。
・大宮市場の見沼たんぼへの移転など、市場の機能性・利便性を向上するための検討をおこないます。
・SKIPシティを海外にもPRし、映像コンテンツに関係する産業や教育機関を誘致、集積します。
・浦和レッズ、大宮アルディージャ、埼玉西武ライオンズ、埼玉ブロンコスなど、各地プロスポーツチームと連携して、裾野広い関連産業振興を図ります。

○農林業を守り健康を支え育む

農業は健康な食生活を支える基本産業。埼玉産農産物の生産量増加と地産地消を推進します。また森林資源の整備保全を実現する人材の育成と体制整備を行います。

・農業は県土を守る大きな財産。後継者などの人材確保、品種改良、輸出も含めた販路拡大に力を入れます。
・都市近郊農業としての優位性を活かし、高付加価値化をはかります。
・狭山茶、彩のきずな、草加せんべい、深谷ネギなど、埼玉の食のブランド化を図ります。
・農業の生産性向上。IOT、ビックデータ、AIを活用した技術開発・実証実験に取り組みます。
・台風、豪雨など、自然災害時の農業被害を最小限に抑える取組みを進めます。
・自伐型の林業を推進し持続的森林経営をめざします。
・埼玉県産材の利用を促進し、林業関連産業振興を図ります
・無花粉スギの研究と植林をすすめます。
・ジビエ振興と鳥獣被害対策の両立をめざします。

○交通インフラの整備

交通インフラの整備に積極投資をすることで、さらに住みやすい埼玉にします。それにより外部より人を呼び込み、新規企業立地、産業集積の契機とします。

・地下鉄7号線の浦和美園駅からの岩槻方面への延伸を図るとともに、大宮駅方面への新路線を検討します。
・東京都との連携を深め、地下鉄12号線(都営大江戸線)、日暮里・舎人ライナー、地下鉄6号線(都営三田線)、多摩都市モノレールの延伸に努力します。
・東西交通強化の視点より、JR川越線の複線化、東武アーバンパークラインのJR乗り入れをめざします。
・首都高速埼玉大宮線、埼玉新都心線の延伸をすすめます。
・東武各線、西武各線などの踏切渋滞解消を図ります。
・北関東の玄関として大宮駅東口再開発等を通じたグランドセントラルステーション化を推進し、大宮駅機能のさらなる高度化を図ります。
・鉄道と観光バスのアクセス向上を図るため、大宮駅周辺の駐車場整備をすすめます。
・上尾道路、本庄道路、東埼玉道路の整備、大宮上尾高速の延伸、140号の未接続区間、各地計画県道など着実な道路整備をすすめます。

○地域づくり

埼玉の主役はそれぞれの地域。それぞれの個性をさらに発展させるよう地域の実情や要望に合わせて、県が下支えしていきます。

・基礎自治体からの提案型案件を積極支援します。
・景観や災害時の交通確保の観点から無電柱化に取り組みます。
・公共トイレの洋式化をすすめます。
・駅のバリアフリー化とホームドアの設置を進めます。 
・所有者不明土地などの実態把握のための地籍調査を進めます。
・土地家屋調査士など民間専門家の知見を活用して、空地・空き家対策、所有者不明土地の活用をすすめます。
・豊かな森林・水源地の保全に取り組みます。
・持続可能な社会実現と環境保護の観点から、使い捨てプラスチックごみの本格削減に取り組みます。
・健康のための受動喫煙防止対策やタバコのポイ捨てゼロ運動を展開します。
・ショッピングセンターと農産物直売所や行政サービスセンターのコラボなど、生活インフラの一部となっている大型商業施設やコンビニなどの企業と地場産業、県民がwin-win-winとなるよう取組みます。
・歴史的にも地域にねざした郵便局のネットワークを活用し、地域での孤立を防ぎます。

○誰もが活躍できる社会

年齢や性別、国籍、障害の有無にかかわらず、誰もが個性を発揮し、自己実現を実感できる、隅々まで幸せあふれる社会を目指します。

・シニア人材バンクの拡充など、豊かな経験を積んだ方がいつまでもいきいきと働けるよう支援します。
・県内の大学と協同して、リカレント教育を推進し、女性の仕事復帰や中高年の活躍を後押しします。
・障害者が企業等において自分の能力や適性に合った就労ができるよう支援をすすめます。
・障害者の秘められた能力を発揮できるようアート展開催などの機会を確保します。
・様々な個性をもつ子どもたちが一緒に学ぶインクルーシブ教育の機会を大切にします。
・外国籍の児童・生徒が多い公立校への教員加配の充実をすすめます。
・医療的ケアの拡充や専門スタッフの増員など特別支援学校の環境改善をおこないます。
・支援学級の増設支援やきめ細やかな相談支援体制を整えます。
・子どもの貧困対策をすすめ、経済的背景による教育機会の不公平を減らします。
・外国人との共生を円滑におこなえるよう、外国人への日本語教育の制度化、防災情報・行政情報の多言語化をすすめます。
・保健所で犬・猫の不妊手術できる医師を配置するなど、殺処分ゼロ作戦を展開します。

○Saitamaの発信

各地に眠る観光コンテンツに磨きをかけ、国内外に情報発信するとともに、おもてなしの精神でお客様を迎え入れる体制を整えるよう、国や自治体、企業などと連携をすすめます。

・魅力あふれるSaitama世界を魅了する観光コンテンツ・サービスを発信します。
・小江戸川越、秩父、渋沢栄一翁、さきたま古墳群、アニメの聖地、ムーミンバレー・パーク、盆栽、跳んで埼玉等々、Saitamaを国内外に積極的に発信します。
・比企一族など地域の歴史の焦点をあて、大河ドラマや映画化を目指します。
・アニメや位置情報連動型ゲームなどとの連携により、まちを世界に発信する取り組みをすすめます。
・フィルムコミッションやロケーションサービスの強化をすすめ、地域の発信力を高めます。

○行政サービスの進化

これまで変化を嫌う傾向のあった行政組織。第4次産業革命と表現される時代変化に柔軟に対応すべく、行政サービスのスリム化・効率化をすすめ、地方分権と将来の道州制に備えます。

・エビデンスに基づく政策立案(EBPM)について、国との共同実証研究を行い、県政のアカウンタビリティを高めます。
・RPA(ロボティツク・プロセス・オートメーション)の全庁展開で県庁業務の効率化(行政コストの削減)。
・県民が行政に一度提出したデータを2度提出させないData Once Policyを市町村と連携して導入。行政に提出する書類を半減します。
・地域ごとに異なる課題にきめ細かく対応できるよう、9つの地域振興センターをより機能させるなど体制整備を図ります。
・知事部局としてAIを積極活用すべく「情報統括監」を新設します。
・児童相談所の所長を公募するなど、人事の流動化を促し、事なかれ主義の官僚体制に風穴を開けます。
・最新のCLT工法を導入し、県内産の木材を活用した明るさ、ぬくもり、先進性ある高層木造県庁への建替えを検討します。